転職で注目されている介護職の魅力は、まず資格や経験がなくても採用されるチャンスがあることです。ただし、資格がない場合はできる仕事が限られてしまうので、介護士の仕事をサポートすることから始めることになります。主な仕事は、食事の配膳やレクリエーションの準備、施設内の清掃や送迎などとなり、介護現場で働きながら、介護職員初任者研修や実務者研修といった資格を取得していけば、徐々にステップアップしていくことが可能です。
次に、超高齢社会においては、介護職は仕事にあぶれることがないというのもポイントです。介護業界は人手不足に長年悩まされている上に、今後も約35万人もの介護職が不足するかもしれないと言われています。そのため、少子高齢化によって、働き手の需要はあるものの人材の供給が追いつかない状況であり、転職業界においては引く手あまたとなっているのです。したがって、仕事探しをするときには、たくさんの求人の中から、自分の求める条件に近いものを選べるようになっています。
それから、三つめのポイントは、やりがいを感じられることです。介護の仕事は困っている人を助ける仕事なので、利用者やその家族に感謝されるシーンがたくさんあります。したがって、社会に貢献をしているという実感が得られやすく、人の役に立つことができると感じることでモチベーションが維持しやすくなっています。
介護職は3Kの仕事だと敬遠する人もいますが、現在は職員の処遇改善が積極的に行われており、少しずつ働きやすい職場が増えてきています。そのため、職場選びを間違わなければ、チャンスが多く将来性のある仕事としてかなり魅力的だと言えるでしょう。